合理的なデザイン
・・居心地のよい器=環境
器の中身を居心地よくするためにはいくつかの要素があります。特に住まいの中に「落ち着く場」と「晴れやかな気持ちになれる場」を創っていきたいと考えています。
ある程度天井の高さは低い方が座った時に落ち着きます。壁の囲い方でも落ち着き方は変わります。また、視線が抜けるとなんとなく広々した気持ちになれると思います、視線の抜け方も外に抜ける場合と室内での見通しが効く場合とでは感じ方は変わります。そして、そこに居る人と人の目線の高さと距離感も重要です。
動線などの機能性はもちろん、心理的な感覚も考慮しながら、「居心地のよい器」を創っていきたいと考えています。
・・最適のコストパフォーマンスを求める
常に予算は限られています。その限られた予算を最大限効果的に活用する為にはどうしたらよいか?使い手の要望を踏まえ、規模、構造、材料、耐用年数、ランニングコストも考慮しながら、クライアントの夢を実現するために真に必要な物は何か?何を創り、何を作らないのかをクライアントと共に優先順位をつけながら探していきます。
・・価格の透明性を高める
何を創るかが決まってからは、どのように作るかを考えていきます。工事の業種、材料の種類も多く流通経路も多岐にわたる建築工事の見積書は複雑です。それを解きほぐし適切な価格であるかを検討しながら、競争入札などの市場原理を利用して、最適な建設チームをクライアントに紹介していきます。
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